世界には、現在およそ4万種類のワインがありますが、その約2割は熟成させて楽しむことができます。アルコールの分の高いポートワインや、糖度の高い貴腐ワイン、凝縮感のあるワインなどです。期間は長いほど美味しくなるわけではなく、ピークを過ぎると、ボケた味わいに劣化し、また逆に熟成して本領を発揮するワインを早めに飲んでしまうのも勿体ないです。色は、赤、白、ロゼの順に長持ちし、最後はどのワインも琥珀色になります。
熟成に向くワインの見分け方としては、コルクを見るのが一つの手です。熟成向きの高価なものは、栓がアルコールで劣化しないよう、長く硬く、ワイナリー名が刻印されています。